毎週欠かさずに見ているテレビ番組は「ワイドナショー」(フジテレビ系列)です。見れない週も録画して必ず見るただ一つのテレビ番組です。何で好きなのかと自分の心理を分析しますと、司会の東野幸治さんと大御所コメンテーターの松本人志さんのスタンスが押しつけがましくないからだと思います。
「自分たちの考え方と違う考え方もありえる」
というスタンスが日曜の午前中のゆるーい雰囲気と実にあっているのだと思います。
もう他のワイドショー系の番組にありがちな「真面目な顔で、正義を振りかざす」というような感じに飽きてしまったのでしょう。
さて、その「ワイドナショー」の先日の放送分に、芸人の「三瓶」さんが出演していました。
三瓶さんがサッカーのトルコリーグに所属する長友選手の専属料理人になるべくトルコに行ったのに、早々と辞めて帰国してしまったという話題が取り上げられていたからです。
三瓶さんはその前にも「福島県に居住し、そこを中心に芸能活動を行う」と宣言し早々と挫折しています。こういう事が続いたので「何事も長続きしない人」という扱いになってしまいました。
三瓶さんの評価はともかく、世間に「何事も続かない人」は多いもので、むしろその方が普通だと思います。
そもそも「地域に限定したタレント活動をする」とか「タレントを休業し、トルコで専属料理人になる」等は、三瓶さん自身にもっとも向かない選択でした。
それよりも三瓶さんは「自分は何事も長続きしない」という事を自覚して、今後は動いていけばいいのにとなぁと私は思いました。
例えば、料理が得意なら、季節限定で「屋台(キッチンカー)を経営する」。イベント等に出店し、芸も披露するし、屋台で収益も上げる。数か月して飽きる頃にはあっさり閉店し、また季節が廻りやりたくなったらやる。
そこで実績ができたら、飲食店と提携し、考案メニューを販売してもらう。もちろん提携した飲食店のプロモーションも積極的に行う。期限付きの活動にして、また時期が来たら撤収。
と、このような活動にしていけば、三瓶さんの性格とも実にあっているのではないでしょうか?
長友選手の専属料理人の件だって、例えば既に雇われている料理人さんが長期休みの時だけ、トルコまで行き期間限定で料理人を務める。そうしておけば、長く続きすると思います。もちろん空いた時間に(あるいは数日長く滞在して)トルコで何かネタを考えて、ネット等で発表すれば、さらにベターです。
このような事を他にもいくつか見つければ、「長続きしない人」から「マルチな活躍をする多才な人」に早変わりです。
番組内(先日のワイドナショー)でも、他のゲストから「長続きしない」という点について欠点として指摘されていました。もちろん当然の反応ですし、そのゲストさんは「一つの事をとことん追求できる人」だったから、人気番組にゲストとして呼ばれる立場になったのでしょう。
ただ、「何事も長続きしない事」も一つの特徴です。動き方次第ではそんなに恥ずかしがる事はありません。
特徴は特徴として活かしていけば良いと思いました。