中小零細企業経営者ほどAIに敏感になっておいたほうが良い理由
AIがこれだけ話題になっている今日この頃です。
「これからなくなるのはこの仕事」「AIで業務を効率化」などいろいろな事が言われています。でも「実際に何に使ったらいいのかわからない」という方は多いのではないでしょうか。特に中小企業経営者の場合は。
日々の仕事に追われて、AIについて調べる時間なんてとても取れない。せいぜい、夜ベッドの上でAI関連の動画をぼーっと眺める程度。もちろん、私もそうです。
零細企業は「社長が一番PCに詳しい」現実
大企業やシステム会社にお勤めの方にはピンとこないかもしれませんが、零細企業の現場では、パソコンが少し使える人すら貴重というのが現実です。WordやExcelを社内で使う必要があっても、詳しい人がいない。結局、一番詳しいのは社長自身。
それでも社長は現場仕事にも出なければならないため、パソコン業務まで深く触れる時間はほとんどない。だから、結局はこれまで通りのやり方で回している。そんな中小・零細企業は少なくないと思います。
それでもプログラミングに挑戦すべき理由
ところがここにAIが登場しました。パソコンの本を手に取って勉強しようにも今までは解らない箇所で行き詰まり、そこで挫折という事の繰り返しただったのが、AIに聞けばどんどん行き詰った箇所を解決してくれます。
まるで会社に、プログラミングに詳しい敏腕社員が1人入ってきたようなものです。
まったく理想的な社会なのですが、実はそうでもありません。なぜなら、同業者や競争相手も全く同じ状況だからです。
周回遅れにならないために
ここは本当に、零細企業の経営者こそ焦った方がいい場面です。同業者の中から、AIを活用して業務を効率化し始める人が必ず現れます。そうした会社の方が新鮮に見えて、取引先も魅力を感じるはずです。
真面目に今まで通りやってきたのに、気がつけば周回遅れになっていた……というケースは、これから至るところで起きるでしょう。
だからこそ、少しずつでもプログラミングの学習を始めるべきです。
まずはExcelマクロから
「でも何から始めたらいいかわからない」という方もいるでしょう。
そんな方は、まず Excelのマクロ(VBA) から始めるのがおすすめです。日常業務と直結しているExcelに、ちょっとした自動化を加えるだけで、効率は大きく変わります。
しかも、分からないことがあっても、AIにどんどん質問して学んでいけば大丈夫。今なら学習のハードルはどんどん下がっています。
小さな一歩から、ぜひ始めてみてください。