求人倍率下がる。新卒の内定も苦戦
有効求人倍率が下がっているとの事。来春卒業予定の大学生の就職内定率も下がっているようです。これらはコロナウィルスの影響下での現象と思われます(そりゃそうですよね)。
具体的なソース
一般職業紹介状況(令和2年9月分)について
令和2年9月の有効求人倍率は1.03倍で、前月に比べて0.01ポイント低下。
令和2年9月の新規求人倍率は2.02倍で、前月に比べて0.20ポイント上昇。
出典:一般職業紹介状況(令和2年9月分)について|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000212893_00047.html
また10月時点での大学生の就職内定率は 69.8%
大学生の就職内定率69.8% リーマン以来の下げ幅
朝日新聞デジタル版 2020年11月17日 16時09分
https://www.asahi.com/articles/ASNCK4CR3NCJULFA030.html
全失業者でも1名に対して求人は1.03倍。1人につき1.03しか仕事がない訳です。つまり殆どの人が仕事を選べないという状況です。
今就職活動中の大学生に至ってはリーマンショックを下回る内定率との事。来年も相当な苦戦が予想される事でしょう。
大学生は相当な葛藤を抱えている事だろう
同じ大学で同じ学部の先輩が入れたような就職先に入れないという情況が続出していると思います。当の大学生にしてみたら「なんで自分たちの世代が。理不尽だ。」と思っている事でしょう。
安易な留年や大学院進学は要注意。
こうなると大学院や就職浪人を選ぶ学生が相当数増加すると思われます。
でもそれで事態がよくなるとは思えません。もともと進学を予定していたり、特別な試験をに合格して就く仕事なら別ですが、第一志望に合格できないからという理由で就職を先延ばしにしてもあまり良い事はないと私は思います。あくまで経験上の話です。
こんな状況に中小企業経営に従事する私からのアドバイス
中小企業経営に従事する私からのアドバイスですが、
とにかく第1希望の職種以外でも入れてくれる会社に一旦就職した方がいいでしょう。第4希望でも第8希望でもいいじゃないですか。とにかく一旦社会人になるべきです。
就職さえしてしまえば取り合えず社会人にはなれる。
就職しそびれると後を引っ張ります。ドンドン自分の条件が悪くなると考えた方がいいでしょう。極端な言い方ですが、とりあえず「就職」さえしてしまえば「転職」もできるし、仮に不幸にして就職先を退職したとしても「失業者」にはなれます。一度社会人なれれば次につながるのです。
社会人になれなければ失業者にもなれない。
一度就職したのなら、転職活動は出来ます。その転職よりも、一度も就職していない人が企業に初めて就職する事は相当に困難になります。過去の就職氷河期世代の人で40歳になっても一度も正社員登用された経験がないという人の話はよく聞く話です。
あるyoutubeチャンネルで経済評論家が言っていたセリフ
ある経済評論家がyoutubeチャンネルで言ってたセリフですが
「バブルの時だって第一志望になんかほとんどの人が就職できなかった」
「就職してから3年頑張りつつ準備をして転職等、自分のやりたい方向に向かってチャレンジした方がいい」
私もまさにそう思います。今の大学生は絶対に内定を勝ち取ったら、そこに就職した方がいいでしょう。
そこで社会人としての経験を積み、希望の職に移れるように準備をして、転職するなりすればいいと思います。