「大戸屋、経営陣刷新案を否決 コロワイド提案、株主総会で 共同通信社 2020/06/25 12:33」
お家騒動が終わった大戸屋ホールディングス。
お家騒動じたいは創業者一族の退任とその保有株式を他社に売却と言う事で決着しました。
で創業家から株式を取得したコロワイドが今日の株主総会で経営陣の刷新を提案との事。
連結子会社化を見据えての事のようですが、個人株主が現経営陣を支持した恰好となり、否決と報道されています。
私も複数社の個人株主ですが、株主総会には行った事はありません。
大戸屋ホールディングスの個人株主もおそらくは同じような感じだと思います。
だから報道のような個人株主の支持もなにもないと思います。
ですが確かに「黙認は支持と同じ」になりますね。
「物は言いよう」とはこのことですね。
ニュースではコロワイドが敵対的な株式公開買い付け(TOB)もしかける可能性があると言っています。
これからしばらくは大戸屋の株式をめぐる動きは面白くなりそうですね。
旧創業家は株式を手放す前に、現経営陣との間で経営権を争ったと言われています。
今は新たに起業し、また「食」に関わる仕事を始めるとの事。
興味があったので報道されている新会社と旧創業家の本来の後継者だった人の経歴をネットで検索してみたら、ちゃんと情報がのっていました。
完璧な経歴です。
私が過去の記事でも触れた「準備をしてきた後継者」というのはこういう人の事をいうのです。本人の人柄等は解りませんが、この人と離れた事に関しては大戸屋の方がもったいない事をしたのではないかと思いました。
創業家の人達にはいろいろ思うところはあったと思います。
私も事業の規模は比べ物にはならないけど、同じような体験をしたことがあります。
私の場合は事業継承時に親のチェーン店を売却し、創業店だけで再スタートという結果になってしまいました。
あの時の世間や取引先や関係者の手のひらを返したような態度と、その時感じた悔しさは忘れられません。
でも、今はその時の一連の事があってよかったと思えるようになりました。
私よりも遙かに大きな事業規模でもっと悔しい体験をされたとは思いますし、私よりも遙かに優秀な人のようなので、陰ながらの応援等は不要とは思いますが、
それでも心のそこから頑張って欲しいと思います。
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