金融センターの香港から有能な人材が海外に流出を希望していて、その人材の獲得に多くの国が手を挙げているようです。
日本でも、それらの人材獲得し金融センターを目指すそうという議論が始まっているようです。
今日の日経にもそんな記事が載っていました。記事の内容はリンク先を読んでもらえれば良いのですが、私個人的にはあまり賛成したくない話です。
香港には旅行程度ですが言ったことがあります。基本的には勤勉で裕福な人達が多く、治安もさほど悪いとは思われません。道行く人の歩く速度、マナー等も日本人と共通点が多く、一見すると彼らの受け入れには問題はありません。
ただ、積極的に移民を受け入れて、その後の待遇はどうなるのでしょうか?選挙権は?相続税は?尖閣の領有権は?などいろいろな問題が多すぎます。
「助けてほしい」と向こうから来るのであればこれらの問題点は「日本に来たければ日本のルールを守ってください」で済みますが、こちらから「来てください」と言ってしまうと話は変わってきます。
しかも誰が香港人で、だれが大陸人なのか、区別はつきません。もう香港がイギリスから返還されてから23年が経過しています。大陸から移住してきた人も沢山いることでしょう。
日本は、台湾やシンガポールや旧宗主国のイギリスとは事情が違うのです。これらの国では香港から多数の移住者が来ることで発生する様々な問題に対応できるでしょう。ですが日本では無理だと思います。
私だってニュースを見ている範囲では香港の人には同情します。
「政府に反対意見を言う権利が欲しい」「何かあった時に中国本土で裁かれるのは嫌だ」当然の意見だと思います。
彼らの事を陰ながら応援していますが、移住となると話は別です。
とここまで懸念材料を書きましたが、私の想像では日本政府もそんなに人材受け入れに前向きではないと思います。ただ「日本でもやらないのか?」と言われた時にのみ「前向きに検討します」とお茶を濁している程度なのではないかと想像します。
(18/100)100日ブログ