中小企業経営者の年収は数字だけではわからない。

 中小企業経営者の年収についてお話します。ある資料によれば資本金2000万円以下の企業の役員平均年収は年600万円強だそうです(資料 国税庁民間給与実態平均調査 平成30年)。ただ収入はそうでも利益がでていれば経費が使えます。自動車とその維持費、携帯電話などはほとんどの場合、会社の経費で落としです。場合によってはゴルフ代も経費でおしている人もいるでしょう。

 一見すると褒められた事ではありませんが、会社の車と家族で乗る車を使い分けてる人を見たことがありません。そもそも日常が仕事と私生活と分けられないのだから仕方がないのです。仕事用の車で家族を迎えに出かけ、休日に仕事もする。それが実態です。

もっとも「会社は営業用の商用バン。家用の車は絶対に仕事には使えないキャンピングカー」なんて人がいれば話は別ですが・・・。

 ガソリン代も同じ、電話代も同じ、「場合によっては」と書いたゴルフなどの遊興費も同じです。どこまでが仕事でどこまでが遊びかなんて区別ができない場合がほとんどです。

 ちなみに私が仕事で使っている車は完全に私個人のお金で買った車です。本当は趣味用に車を買ったつもりでした。仕事は会社にあったセダンを使い続けるつもりでいました。

ですが

「自分へのご褒美」として

「完全に自分の世界に入れる車」を

「自分のお金」「自分の名義」

で手に入れた筈なのに、買った途端に「2台はいらないでしょ?」と言われてしまいました(笑。結局会社にあったセダンは手放す事になり、自分のお金で買った車で仕事をしています。

そいういう事例もあるので中小企業を経営する者が必ずしも経費を悪用している訳でもないのです。

最初に引用した金額「資本金2000万円以下の企業の役員平均年収は600万円」という数字を多いと思うか少ないと思うかは人それぞれですが、

他にも見えないところでいろいろな事がありますよ。

という言いたくてこの記事を書きました。

(23/100)100日ブログ

 

※ このブログを始めて気付けば一年が経過していました。まだまだテーマは絞れていませんし、最初に宣言した「IT活用に詳しくなる」という目標の成果も怪しいものです。「この記事はたくさんのお役に立てた!」という実感のある記事はあまり書けていませんが、更新をつ付けて行こうと思います。

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