中小企業経営者が語る「もうサラリーマンには戻れない」と思う時

中小企業を経営していると、「幸せだ!」「もうサラリーマンには戻れない!」と思う瞬間がいくつもあります。

 マジメな点としては

・仕事上で試したくなった事をすぐに実行に移せたとき。

・そして仕事の成果を出せたとき。

・従業員たちとの関係が良好な時。

です。これらについては特に説明の必要もないでしょう。

会社勤めの場合、確かに大きな仕事ができるでしょう。殆どの場合、脱サラして独立起業しておこした会社がサラリーマン時代よりも大きく成長する事はありません。

私も会社勤めの頃働いていた会社は今自分が経営している会社よりも大きな会社でした。

やらせてもらう仕事も今よりも金額も規模も遙かに大きくてレベルの高いものでした。

ただ、事業規模やレベルを他人と比べても上には上がいるものです。これらは比較しても仕方がないものです。

会社勤めの頃も「俺は大きな仕事ができて幸せだな」なんてあんまり思っていませんでした。多くの人がそうだと思います。

自分が選んだ場所でプライドを持って自分の仕事をする。

この事に満足出来たとたん、中小企業経営最高!

と思えるようになります。

思った事をすぐに実行に移し、滅多にありませんが成果がでたときは「やったー」と素直に喜べます。アイディアや計画を理解して動いてくれた従業員たちにも素直に「ありがと!」とお礼の気持ちを伝える事ができます。

ただ、そんなマジメな話ばかりではこのブログの意味がありません。

あまり人に言えない、中小企業経営でよかったなという点も書いておきます。

・仕事をさぼっている時。

・仕事中に家事や他の用事を行っている時。

・経費で飲食遊興が出来た時。

・休日行く場所がなくて会社に行ってしまった時。

です。経営している以上、最後の責任は自分にくるので公私の区別はありません。だから誰よりも会社にきています。その分、仕事中に私用をこなす事も多くあります。

会社勤めだとこうは行きません。時にはゴルフの練習に言ってしまう事もあります。仕事中に昔の仲間とばったりあって、お茶をしてしまう事もあります。仕事中に家の用事をしている時もあります。こんな時は「中小企業経営で良かった!」と思います。決して褒められた事ではありませんが。

それから休日にも職場を訪れます。劇的に仕事がはかどるので充実した時間を過ごす事ができます。そんな時は本当に仕事をしているので、それが日常の説得力にもつながっていると思います。休日特に用事がない時も会社に顔を出してノンビリしている時もあります。お寿司や焼き鳥とビールを買って誰もいない会社でくつろぐ時間は最高です。

つまり中小企業経営をしていて最高な時とは、自分の時間と空間があるという事を喜べた時なのです。

自分の時間と空間の中では真剣に働いている時も、少しサボっている時も「もうサラリーマンには戻れない」とシミジミ思います。

しばらくはコロナウィルスの影響で辛い日々がつづきます。それでも私は自分にこう言います。

「もうサラリーマンには戻れないから頑張るしかない!」

と。

 

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