はじめに わが社のアルバイト達を見て、文系と理系の違いに気付いた
私の会社は繁忙期になるとアルバイトを20人以上雇用します。学部の構成は文系理系の学生がそれぞれ半分半分くらいの構成です。
休憩時間や移動時間等には世間話をして彼らとコミニケーションをとる訳なんですが、そこで文系大学生と理系学生の大きな違いに気づきました。
文系は学んでいる内容を話さない(学生が多い)。理系は学んでいる事を話す。
例えば就職についての話になった時、文系大学生は「今どこの大学にいて、次はどの会社に行きたいか」という話をします。
理系大学生は「今何を勉強していて、将来何を仕事にしたいか」という話をします。つまり「文系はどこで働く」が話の中心で「理系は何を仕事にする」が話の中心になります。
どうも理系学生の方が文系大学生に比べて大人に見えるのです。
実は理系の方が垢抜けしている。社会人との接点が多いから。
「理系男子」とか「理系女子」と言うと地味の代名詞のようですが実際は違います。
彼らは「研究活動」「研究発表」で指導教授だけでなく企業との接点もあるせいか、大人と話慣れているようです。
文系大学生の事は傍から見ていても将来が心配になってしまいます。しっかりしている人もいるのですが、多くはアルバイト以外で大人と話す機会はなさそうで、理系の学生を「大学生」とすれば、文系の大学生の殆どは「高校生の延長」のようにすら見えてしまいます。
就職活動の時に理系と文系が並んで面接したら間違いなく理系学生の方が有利でしょう。
文系学生も理系と同じように、専攻分野を深く学んでみたほうがいい
人生はなかなか大学生時代に思い描いた通りに進まないものです。
この点は文系も理系も変わりません。どちらも学校で勉強(専攻)した事の内容をそのまま職業にできる人は少ない事でしょう。
でもね、大学生なりに1つの分野の専門家になって卒業すれば、必ず社会にでた後、また次の分野の専門家になれるのですよ。
専門家という言葉を使うときっと「学部で勉強したくらいで専門家なんてとんでもない!」という言葉が返ってきます。でもね、何もその分野の第一人者になれと言っている訳ではありません。
が、基礎がしっかりと解り、変化の流れがわかり、今のトレンドが理解できていれば、まぁ専門家に入るのだと私は思うのです(もちろん、それで食べていけるという訳ではありません)。
とこう考えて見ると、文系学生でもしっかりしている人は、自分が選んだ分野に向かって一生懸命に取り組んでいるようでした。そこが私にはしっかりしているように見えたのかもしれません。
まとめ
大学生が遊んでいてよい時代はとっくに終わりました。
文系大学生には「できるだけ選んだ分野を一生懸命に勉強をしておいた方がいいよ。そうすれば社会にでて次の分野の勉強もきっと進められるから」と言いたいです。
目の前にいる大学生の文系の子たちにもそういいたいんですが、バイト先の大人にそんな事言われたくもないでしょうから黙っています。なので匿名で書いているこのブログに書かせてもらいました(笑