宮迫博之氏に見れる、失敗(error)と破たん(end)の違い

宮迫博之さんはちょうど50歳。

この年齢で落とし穴に落ちるとキツイものがあります。若い頃ほど時間と体力は残されていません。だからもう一度若い頃と同じ努力はできません。

よく「50歳からは失敗できない」と言います。でも「失敗できない」と自分に言い聞かせたところで「失敗しない」という訳にもいきません。

リストラ、離婚、病気、介護、子どもとの確執など意外な所から「失敗」はやってきます。

私も宮迫氏に近い年齢なので他人事ではありません。特に私は自営業者の環境で育ったので子どもの頃から周囲の大人たちの浮き沈みを間近で見てきました。

この年齢で失敗して再び復活したという人の話を聞いた事がありません。ごくたまに復活できた人という話を聞きますが、よくよく聞いてみると、そういう人はそもそも「失敗」していません。

この場合で使われる「失敗」とは単なる「error」で、「end」の事ではないのです。

私の知る限り、50歳で失敗して再び復活したという人は大抵は「error」をして苦しい状況になり、そこで発想を転換してまた再出発して成功をするという話です。

例えば打つ手を間違えて劣勢になったので、今までの事業に早めに見切りをつけた結果、今までの経営資源を活かせるようなビジネスにありつく事ができ、再びそこそこやっていけるようになったというパターンです。

「error」を「end」かと思ったが、また続きがあったという展開です。

逆に「error」で発想を転換できずに既存のビジネスに執着して結果「end」を迎えてしまうという例も多々あります。

今回の宮迫博之氏が芸人・タレントとしてどちらの状況にするのかは本人次第です。反社会的団体との交際が発端なので再びテレビに出る事はかなり難しいと思いますが、まだ「end」ではないと思います。今後どうなるかを観察してみたいと思います。

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