ラグビーワールドカップを終えて

かなり日数が経ってしまいましたが、ラグビーワルドカップ日本大会が無事に終わりました。

南アフリカの勝利は本当に素晴らしかったです。印象深かったのは表彰式です。勝利後、表彰台(ステージ)が設置され、そこに向かって歩き出したキャプテンのシヤ・コリシ選手の後を大分開けて他の選手たちは歩き出しました。「おや?」と振り返ったシヤ・コリシ選手に少し離れたところから続くハンドレ・ポラード選手(スタンドオフ)は満面の笑顔で答えながらも距離を縮める事はありませんでした。

テレビのアナウンスによれば、チーム全員から信頼されるシヤ・コリシ選手の事を目立たせたかったからっだそうです。

テレビで見ていてもとても気持ちの良い光景でした。

反対に決勝で敗北したイングランドは惨憺たる評価となってしまいました。授与された準優勝のメダルを皆即座に首から外したからです。

マスコミでの評価は「失礼だ」との意見が多かったようです。批判も仕方ないという気もします。でも少しだけ彼らを擁護したくなったのは、実はゲーム開始の時のキャプテンのオーウェン・ファレル選手です。

国家斉唱の直後、キャプテンのオーウェン・ファレル選手は日本人のエスコートキッズの少年の頭をやさしく「ポンポン」と触りながら、グランドに向かって走り出しました。

その瞬間をテレビで見て「あ!こいつ良いやつじゃん!」という印象を持ちました。

そんな訳で表彰式の事は庇ってやりたい私がおります。

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