中小企業経営で成功している人は、人の話は聞かなくても、お客がよく見えている人

中小企業経営者と学歴についてお話します。よく学歴が高い方が優秀とか、逆に学歴が仇にになるとか、いろいろな事が論じられます。

でも私の周囲の中小企業経営者を見渡しても、学歴と経営する会社の収益に関係はなさそうです。そう、論じる事すら無駄な位に関係ありません。

私の周囲にも業績を伸ばしている会社、時代の変化にうまく適合した会社は何社もあります。これらの会社の経営者に共通している点は、以下の点です。
①最初から「餅は餅屋」という発想がないので参入障壁なんて全く考えない。
②その上で行動力があり、なんでもすぐに動く。
③人の話を全く聞かない。たまに話を聞いてやると機関銃のようにしゃべり続ける。
④プライドがあまりなく、スタートアップの時は大それた事は考えない。小さく初めて小さく稼ぐことを優先する。
⑤しかしコンプレックスは強く、世の中を見返してやろうと常にスキを伺っている。まるで猛禽類のよう。
⑥常識にとらわれないが、常にお客が誰なのかよく見えている。

これが彼らの共通点です。
現代は既存産業が「インターネットの世界」にまるで溶けていくかのように吸収されていく時代です。この時代に上記の特徴を持つ人は実にうまく適合しています。
小売店ならあっという間にネット通販型に業態転換したり、作ったwebサイトをどんどん進化させて、そこでまたアフィリエイトやgoogleアドセンス等で収入を得たり、建築屋さんなら、最初は大手の下請けだったのに、ネットを駆使して営業攻勢をかけ、今や直受けで大成功しているリフォーム会社になっていたりしています。

上に挙げた共通点の中で、

③の共通点の「他人の話を一切聞かないでしゃべり続ける」というのは、これにより①の参入障壁の高さを知る機会がないのでしょう。普通に考えると危険な事のようですが、④の共通点があるので大けがはしません。失敗したら、傷が小さい段階で早めに撤収です。⑤の共通点のようにまたすぐに次を狙います。そして⑥の共通点のように自分のお客が誰か常に見えています。よくお客でも商品でもなく自分のお店の都合と歴史しか見えていない人がいます。たいていの場合は時代から遅れて衰退していきます。

ちなみに「学歴が低い人の方が活躍をしている」と書けば面白いのでしょうが、そう言う訳でもありません。

本当に学歴と中小企業経営者の業績は関係がなさそうです。

という具合で親の経済状態からは彼ら成功者の特徴は一切抽出できませんした。

これらの事はくどいようですが私の周囲の場合の話です。

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