老後必要資金2000万円問題とは
金融審議会が「年金生活の夫婦が95歳まで生きる為には2000万円が必要」とした報告書を麻生財務大臣に提出しようとしたところ受け取りを拒否されたという事が騒動になっています。
世間では「今から2000万円もの貯金ができない」「なぜ生涯払い続けた年金で生活できないのか？」等いろいろな議論を読んでいます。
そもそも年金とは
そもそもだけど何が問題なのかわかりません。
年金はもともと現役で働く若い世代が現存の高齢者を支える仕組みです。
若者が減っている状況では将来の支給額が減るというのは当然の話で、それなら少子化問題についての対策を話合わなければいけないのにそこは論点になっていません。
マスコミを賑わす「老後2000万円問題」は何とも不思議な議論ですね。
年金だけの老後なんて誰も考えていない
そもそも引退後に年金だけで老後食べていけると思っている人っているのかな？
少なくとも私の周りにはそんな人いません。
貯金もあるし、不動産収入もあるし、個人で投資をしている人も沢山いるでしょう。
少なくとも私の周囲の人は全員そうです
仮に今貯金ゼロ円だったとしても
仮に今何かの事情で貯金がなかったとしても2000万円を30年で割り、さらに突き当りに換算すると月5万5千円でこれくらいの収入源は皆確保できると思います。
私の周りは皆自営業者だからですが会社勤めの人だって
退職金
満期になった保険
それまでの貯金
運がよければ企業年金
これである程度の金額にはなる筈です。もちろん勤務先の経営状況などで不幸な事態になった人は当然少なからずいると思います。そういう人達への対策は必要でしょうが、それ以外の人で引退時に2000万円相当の資産がなくてもそれに匹敵する収入源は持っている人は多いんじゃないでしょうか？。
老後の必要資金を皆が貯められるような政策を話し合って欲しい。
そんな訳でこの問題への不安を解決したいならもっと他の問題について話しあうことが必要です。
退職金がもらえないなら経済問題
保険がおかしくなっているのなら金融行政
そもそも貯金が貯められないというのであれば住宅問題や教育費の問題
これらを話し合うというのならわかるけど、そこは何故か与党も野党も話し合ってくれないし、マスコミも報道してくれません。
追伸
ちなみにこのニュースは「だから若者よ投資をしよう」的な事が麻生氏あての報告書に書いてあったそうで、そこが問題というなら多少は理解できます。保険も企業年金で既に投資をしている訳だし、そもそも会社に就職して働くという行為そのものも投資と言えます。
まぁとにかく自分で自分を守っていくしかないですな。
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