このblogでも少しは書評を書こうと思っていまして、そのためか最近は読書量が増えています。
本を読む事は勉強になるので我ながら結構な事です。実家が本屋だったせいか部屋の床に本がどっさりと積まれている光景は好きですし、(滅多にやりませんが)書棚の整頓も嫌いではありません。
そんな訳で電子書籍は敬遠してきました。理由は「目に悪そう」「ページの残量が解らないので、途中で挫折しそう」。さらに、紙の本が好きでして、本は「買って、読んで、本棚においてはじめて自分の本」と思っていました。「せっかく買って読んだのに、ネット上のアプリの中にしか置けないなんておかしいじゃん」という気持ちがあるのです。
その辺りはいまだに変わらないんですが、つい先日の事ですが「これではいかん」と気づかされる事がありました。
ある超有名ブロガーさんのblogを見ていたら、プロフィールとかのメニューページの中に「献本」についてのリンクがあるのでクリックしたところ、
「(以下私の要約) 出版社さんからたくさん本が送られてくるけどやめて欲しい。今は紙の本を読む習慣はない。もちろんタブレットPCで電子書籍は読んでいる。紙の本は全て処分した。どうしても必要な本は新たに電子書籍で買いなおした。本棚ももうない。紙の本をもらっても捨てるだけ。それすら面倒だから、一切送らないで欲しい。ただし電子媒体で送信してくれるなら受け取る事は考えてもいい。気が向けばblogで紹介してあげる。」
だいたいこんな内容でした。このブロガーさんblogを拝見する限りでは、かなり鋭い頭脳の持ち主だし「今これ読んでます」なんて事もblogに書いている人なので、かなりの読書家だとは思うのです。
そんな人でも「紙の本と決別していた」という事実を知り私もついに悟りを得ました。。
「読書と蔵書は違う。電子書籍も使うべし」と言う悟りです。
とにかく、これからは極力電子書籍を使って本を読もうと決めました。そんなこんなで仕事でしか使わないタブレットPCで今さらですが電子書籍を読んで見る事にしました。そして早速に子どもの頃から愛読している「水滸伝 吉川英治著」全6巻を購入(当然電子版で)。なんと99円。で試しに読んで見たら、もの凄く読みやすくて驚きました。これからはいらない本はどんどん処分しようと思いました。ビジネス本等は特に読み捨てにしないと無駄です。早く読まないと古くなってしいます。本棚に置いて愛でる必要なし。(数日前に取り上げた「大前研一」の本みたいによほどの感銘を受けた場合は別)。
残す蔵書は夏目漱石とか池波正太郎とか吉川英治とか藤沢周平、村上春樹とかその辺りと一部古典の経済書とかだけにします。「俺 こんな本読んだんだぜー!」と自慢できる本以外は全て処分。どんどん電子書籍で読む事にしました。
そしていつか上記の有名ブロガーさんのような文章を私もこのblogに掲載するのです。
「出版社の皆様へ 献本につきましては電子書籍でしたら受け付けますが、紙の本なら・・・・」
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