MUFG(三菱UFJフィナンシャルグループ)が富裕層向けサービスを強化とのニュースがありました。
世界トップ級のモルガンSのノウハウ、三菱UFJが富裕層事業に本腰
令和3年7/22(水) 0:00配信 Bloomberg
資産運用、相続のアドバイスは当然として、このサービスは子女の留学までアドバイスをするそうです。すごいですね。富裕層って一体どのレベルの資産家からが富裕層で、どんな人たちなの?どうやたらなれるの?という事について調べてみました。
そもそも富裕層とはどれくらいお金持ちなの?
富裕層の定義については野村総研が報告書でこう定義しています。
「純金融資産保有額預」が1億円以上の世帯の事です。
「純金融資産」とは普通に持っているお金や証券の合計金額という意味で、
「純金融資産保有額」=「預貯金、株式、債権、一時払いの生命保険の合計」-「債務」
という公式で計算します。
つまり流動資産の合計からローンや借金を引いた金額という事ですね。
富裕層の上には超富裕層もいるし、いろいろとランク分けされています。その構成は以下のとおり。
超富裕層 5億円以上 8.4万世帯
富裕層 1億円以上5億円未満 118.3万世帯
準富裕層 5千万円以上1億円未満 322.2万世帯
アッパーマス層 3千万円以上5千万円未満 720.3万世帯
マス層 3千万円未満 4203万世帯
資産から借り入れを差し引いて1億円以上の資産というのは、かなり裕福ですね。
富裕層とはどんな職業の人たちなのか
ある資料によれば、大多数は実業家、不動産オーナー、医者だそうです
まぁ実業家が多いのは予想どおりとして不動産オーナーも都市部に関しては、ほぼ元実業家が引退して悠々自適な不動産管理というパターンが多いと想像します。農村部だったら昔ながらの農地山林オーナーと言う人もいるかもしれませ。医者は・・まぁ説明するまでもないですよね。医者は稼げる商売でしょうし、元々お金がある家の人がなる場合が多いでしょう。
富裕層の特徴。親と仲がいい人が多い。
野村総研のレポートではさらに富裕層の特徴についても言及しています。
「根本的には親と仲が良く、親から「お金」だけではなく「教育」や「お金に対するノウハウ」が継承されてると触れています(詳しくは引用させてもらったリンクをご確認)。
「親と仲が良く、親から教育やお金に関する知識を得た」という人が多いという事はそもそもが相続でお金持ちになったという人が多いという事を意味します。中には貧しい環境から起業やスポーツ選手として成功したり、苦学して医者になった人もいるにはいるでしょう。でもそのような一代で富を稼いだという人にしても、親が勉強や運動や習い事をする時間を優先的に確保してくれなければそんな成功を治める事はできなかった可能性が高いと思います。その意味では大多数の成功者が親の理解を得る事ができたと言って良いと考えます。
富裕層の趣味は頭を使うもの。仕事に役立ちそうなもの。
これは他のサイトから知った情報ですが、富裕層をターゲットに趣味を尋ねるとゴルフ、舞台鑑賞、読書等頭を使う趣味を挙げる人が多いようです。実業家の人の中には「特定の趣味はなく仕事そのものが趣味」という人も多数いるようです。働くというよりも頭を使う事が全般に好きというタイプが多いと言えるでしょう。
中小企業経営者は富裕層なのか?
中小企業経営者は富裕層なのでしょうか?上記の野村総研の基準を考えると、
(個人の資金+会社の資金)ー(会社の負債+個人の負債)=1億円以上
というのはなかなか大変な金額だと言えます。もちろん経営する会社の規模にもよります。
でも頑張ればい狙えない数字ではありません。
もちろんゼロから独立起業した場合、富裕層になれる頃にはある程度の年齢になっているでしょうが。
補足 1億円以上の資産というのはあくまで企業が設定した定義。実際はいろいろなタイプがいる。
ただ、上記の富裕層の定義はあくまで大企業がビジネスの対象としているからにすぎません。
そうなると土地や不動産が中心の資産構成で「借入はないけど現金もあまりない」という資産家はここには含まれない事になります。でもそういう層も実際は富裕層に入ります。お金と資産の形はその人の考え方によって違うのです。
(49/100)100日ブログ