中小企業の経営者は聖人君子になる事を強要されるが
中小企業経営について書こうとすると、どうしても説教臭くなってしまいます。
「こうでなくてはいけない」
「こうしなければならない」。
「常に我慢」
まるで中小企業経営者は「聖人君子」でなくてはいけないかのような具合ですね。
実際、中小企業経営について書かれた本を読んだり、コンサルタントの講演を聞くとそんな話ばかりで、これでは会社を経営する事が面白くなくなってしまいます。
確かに周囲を見渡すと不真面目で会社を潰した事例が沢山あるので、どうしてもそうなってしまうのも解るのです。
私もこのブログを書いていてついつい「ならない論」を説教のように書いてしまう事がありますが、それではつまらないので、何とか違う視点からブログを書こうとして日々苦心しています。
経営の神様だって・・
「ならない論」が大好きなコンサルタントが喜びそうな「聖人君子」について少し触れたいと思います。
ある超一流企業の創業者は「経営の神様」としてよくコンサルタントの話に出てきます。
聖人君子のような言われ方をしますが、その割には祇園に懇意の女性がいた等という噂もあります(あくまで噂ですが)。
職工から起業した苦労人で従業員の背中を拝むと言いながら、私生活は娘婿に華族の御曹司をもらったりする程の権威好きでした。
私はそれを悪くいう気にはなれません。むしろその「経営の神様」の事が大好きにすらなりました。
それも含めて人間だしだから面白いのです。
例えば「本当は酒や遊びが大好きでも、従業員の前では演じきるべし。」これでいいじゃんと思っています。
中小企業経営の現実
中小企業の経営者と中小企業の従業員なんて、大企業みたいなロジックは一切通用しません。私も大学卒業後、大企業と呼ばれる会社で働いた経験があります。大企業は上司がどれだけ愚かでも、指示に従って動くものです(ハラスメント的な事以外ですが)。
それに対して中小企業はそうは行きません。上司をアホだと思ったら、会社が倒産するまで反発し続けます。いくら待遇を良くしたところで「給料が足りない」「休みが少ない」と陰口をいうだけです。背中をみせる意味で率先して働こうものなら面倒な仕事は「社長がやってください」とすら言ってきます。
「舐められる」「舐められない」こういう時限で人を動かさねばなりません。
だからと言って従業員達とは上手くやっていかねばなりません。
そういう環境で「理想的な聖人君子像」なんては無用どころか害悪です。
そんなわけでこのブログの方針
ではどうすればいいか?という事を時折このブログで書いていきたいと思います。「こうでなければならない」論を振りかざすようなコンサルタントの話を聞いたところで碌な事になりません。
(47/100)100日ブログ
追伸 あと3日更新したら、しばらくの更新の間隔を開けたいと思っています。理由はこのブログの過去記事の修正や不要な記事の削除をする為です。過去に
このブログをとりあえず100日続けて更新する。
がむしゃらに書き続ける1000本ノックの時期も必要だ。
等と勇ましい事ばかり言っていたくせに申し訳ありません。
1000本のっくの時期が自分で終わったと判断しましたので、ご容赦ください。