親の会社を継がない方がいい場合ありますよ。

 前回の記事で親の会社を継ぐのは大変なので、継がない方がいい場合もあると書きました。

親が経営している会社の状況はそれこそ千差万別だと思います。

ただまさに今家業に入るか入らないかの選択を迫られている人の資質については簡単に判断できます。

 簡単に言って「家業に入らない方が良い人」とは「準備をまったくしてこなった人」です。

 普通に考えて「親の会社を継ぐのだ」と思えば、周囲の人に納得してもらえるような経験を積もうとしているはずです。

 例えば学歴についてですが、ちゃんと受験に取り組んだ上で進学し、そこで何を勉強し、何をして過ごしていたか説明できる筈です。

 就職先も、「これを吸収する為に、この業界のこの会社でこういう業務に従事してきました」という事が説明できる筈です。

 学歴に関しては別に超難関大学でなくても構いません。

極端に言えば大学ではなく、高校を出て就職してもまったく問題はありません。ただキチンと「親の会社を継ぐ為に準備をしてきた」という人は他人に説明できるだけの経歴を経ていいる筈です。

 就職先も一流企業ではなくてもいいし、就職先で対して活躍ができてなくても問題ありません。そもそも「落ちこぼれ」だったとしても別に良いのです。そんなに長い年数を働く訳でもありませんから、就職先に対して貢献できた筈もないのです。

 ただ「この会社を継ぐために、こういう経歴を経てきました」という事が説明できればいいのです。

 ただし、何も準備をしてこなったとしたら、まず親の経営する会社には入らない方がいいでしょう。例外がいないとは言いませんが殆どの場合は相当な苦労をする事になります。

 中小とは言えど、経営に携われば同業者や地域のつながり等で、多くの経営者と知り合いになります。沢山の経営者を見てきた経験から言うのですが、何の準備もしてこなかった人は殆どの場合「悲惨な結果」になります。

 中にはある程度の事業規模があるから大丈夫だと言う場合もあるでしょう。

しかしいくら盤石な経営状態だったとしても、時代は代わります。どんな企業でも打つ手を間違えれば、たちまち破綻してしまいます。

 自分の経歴が明らかに上記に該当してしまう場合は、最初から「継がない」と決めてしまう事です。上記の条件は「既存の産業」に後継者として入る事に適さないと言っているだけで、自分で新しく起こす場合は該当しません。

 むしろ自分に適した業種を見つけ、そこで1から頑張る事で、家業を継ぐよりも良い結果を出す事もできる場合もあると思います。

(20/100)100日ブログ

 

 

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