黒川氏の一連の騒動(リンク)。
いろいろと思うところはあるのですが、
問題なのは常習的に賭博をやっていたのに解雇されなかった事です。
黒川氏が提出した辞表を受理したために黒川氏は莫大な退職金を受け取る事できます。
例え軽い罪でも、法を守るべき立場の人が法に違反しそれが露見したのですから、
検察や法務省は世間から大きな非難の声があがる事は解っていた筈です。
それにも関わらず厳正な対処(懲戒解雇)を黒川氏にしなかったのは、
私の想像ですが黒川氏の罪が仕事の一環の中から発生した事だったからだと思います。
検察官の中でも相当地位の高い職務の中に、新聞記者と上手く付きあう事も含まれていたのでしょう。
まったくの私の想像ですが前任者から引き継いだのだろうと思います。
だから違法行為が発覚したからと行って、
「退職金全額没収」に相当する懲戒免職にはできなかったのではないでしょうか?
新聞記者が解雇されなかった事も同じ理由だと思われます。
仕事として必要な行為だったからで、だからこそ「悪い事」だとは思わずに情報をリークしてしまったのでしょう。
その前の定年延長問題で渦中の人物だった「黒川氏」と早めに親しくなって置いた事は新聞記者の常識としては誇らしい事だったのだと思います。
世の中杓子定規では行かないことが沢山あります。
検察と大新聞に癒着があったという事は、何かの事件での容疑者の社会でのイメージを大きく操作する事ができた筈です。これは大きな問題ですが、逆に逆に巨悪を追い詰める時には有効に作用したのだろうと思う事にしましょう。
それよりもこの事件で気を付けたいというか学べる点があります。
どんな人にも自分の会社や業種、業界で世間の常識とはかけ離れた事が少なからずある筈です。
それらに対して感覚を麻痺させない事だと思います。
少しでもおかしいと思ったら
「これは仕事を円滑に進める為には仕方がない事だけど、世間からは絶対に理解されない慣習なのだ」
という自覚を持って対処する必要があります。
今回、黒川氏と関係する記者たちに落ち度があるとしたらそこでしょう。
「本来はいけない事だし、世間には理解されない事だ」
という理解があったら、コロナウィルスで世間が大変な時だから、残念だけ自粛しよう。
という判断ができたのではないでしょうか。
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